脳神経外科・神経内科
理事長 石黒修三(愛称:ドクターワッシー)
診療科:脳神経外科・神経内科
出身
資格
医師免許取得年度 1966年
日本脳神経外科学会 専門医
著書
「あなたの脳は大丈夫」 Dr.ワッシー 石黒修三著
「診療よもやま話」 Dr.ワッシー 石黒修三著
「ドクター・ワッシーの中国旅日記」 Dr.ワッシー 石黒修三著
「ドクター・ワッシーの脳卒中日記」 Dr.ワッシー 石黒修三著
経歴
1966(昭和41)年 |
金沢大学医学部卒業 |
1971(昭和46)年 |
金沢大学大学院卒業 医学博士 |
1976(昭和51)年 |
金沢大学医学部附属病院講師を経て 石川県立中央病院診療部長 同脳血管診療センター室長 同救急診療センター室長をつとめる |
1992(平成4)年 |
いしぐろクリニックを開設 同院長・理事長 |
2011(平成23)年 |
いしぐろクリニック理事長に就任 |
診療内容
より深く、より総合的に
医学は進歩し、その細分化はとどまるところを知りません。ところが、病気とういのは体のどこに隠れているのか分からない。だから、より深く診ると同時に、より総合的な診療も必要になります。
たくさんの専門科のそれぞれの科の専門医がお互いにグループを作って総合診療をすることが理想です。が、これがなかなか難しい。お互いの連携が悪いと、どこの科でも自分の専門の病気ではないと言われるだけで、本当の病気は分からずじまいです。
脳神経専門の私の患者さんの中にも、糖尿病、高血圧、心臓病のかたがたくさんいらっしゃいます。肺がんや胃癌の患者さんも隠れています。そういった内科系の患者さんは、いしぐろクリニック向かいにある「」むねとおなか伊藤醫院」で専門的に診てもらいましょう。伊藤院長と金沢大学から派遣された内科の専門医が3名診察にあたります。クリニックには、腰や膝の痛み、手足のしびれなどに悩むひともたくさんおられます。骨や関節、筋肉の患者さんは整形外科専門医の清水先生が担当です。
診療の対象となる症状と病気
頭痛
頭や体には頭痛の原因となる病気は見られませんが、慢性的に頭痛が起こります。多くの頭痛がこのタイプで、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などがあります。
内科などで痛みを和らげる解熱鎮痛剤での治療を行われることが多いのですが、適切な薬を用いることでとても楽になります。
危険な頭痛
頭の中の病気が原因で起こる頭痛です。くも膜下出血、脳出血、脳腫瘍などがあり、放置しておくと、意識障害や運動麻痺などの症状が加わり生命にかかわることがあります。特に、今まで経験したことがない激しい頭痛の時は、必ず脳神経外科を受診して下さい
まひしびれ
手足に強い麻痺が出て動かせなくなれば、脳の病気を疑うと思います。しかし、このようになる前に前兆があることがあり、前兆の段階で治療を受けると手足の麻痺を回避できたり、重篤になるはずのところを軽症ですませることができます。前兆の代表は一過性脱力発作です。これは、数十 秒から数分間手足に力がはいなくなり、また元に戻るような状態です。脳血管が狭くなり脳血流が不足していますとの知らせです。足の力が抜けると歩行困難を感じますし、スリッパがぬげやすくなります。手の力が抜けると箸などを手から落とすようになります。一過性脱力発作は脳梗塞の重要な前ぶれですので、急いで脳神経外科を受診して下さい。
言葉がうまく出ない
突然の症状は、脳の血管がつまった(脳梗塞)、もしくは脳内で出血が起こった(脳出血)のいずれかが疑われます。
これらの脳血管障害は早期に治療を開始することが大切です。
記憶障害や物忘れ
認知症にはアルツハイマー型認知症や脳血管性認知症などいくつかの種類があります。
なかなか治らない病気と思われがちな 認知症ですが、最近はお薬により治癒 はできなくても、その進行を遅らせることができるようになってきました。また、認知症の中には慢性硬膜下血腫、水頭症など早期の治療で治る認知症もあります。当院では、諸検査により、先ず認知症であるかどうか、もし認知症であった場合、その原因が脳外科的な原因かどうかを調べます。必要な場合には、適切な医療機関をご紹介いたします。
顔面のけいれん・痛み
眼の周りの筋肉が自分の意志とは関係なく目のまわりや口のまわりの筋肉がかってにぴくぴく引きつる病気を顔面けいれんといいます。内服薬にてけいれんを和らげたり、注射(ボトックス)により一時的に症状を改善させる治療もあります。頭の中で脳血管が神経を圧迫して、けいれんが起こっている場合には、手術により根治も期待できます。顔面のけいれんでお悩みの方は一度ご相談ください。
顔面神経麻痺
突然、片側の顔の麻痺が起こることがあります。ベル麻痺といわれる顔面神経のウイルスや炎症のことが多く、耳鼻科での治療が主になりますが、その他、脳腫瘍や脳梗塞が原因でおこる顔の麻痺もあります。症状だけでは診断が難しい場合も有り、一度はMRI検査で腫瘍や脳梗塞などがないことを確認されることをお勧め致します。